一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーションは2024年7月26日に東京都内で開催された評議員会において、任期満了に伴う役員の改選を決議いたしました。
評議員は金子久子、長谷川俊明が再任となりましたが、ジェフ・デイビスが退任。新たに、小山恵美子氏と髙橋オリバー氏が加わり、4名体制となりました。
両氏は国際感覚や海外経験、組織の事業拡張や新規事業に取り組んだ経験、視覚障がいへの理解などの観点から、候補者として挙がりました。財団設立当時から変わりつつある組織の現状に合わせて、新たな評議員に就任いただくことで、組織力の向上を図ってまいります。
なお、監事と理事3名も再任となりました。ジェフ・デイビスはアドバイザーの肩書きで、今後も組織運営を支援します。
【新評議員のプロフィール(五十音順/敬称略)】
小山恵美子
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 コミュニケーション&サステナビリティ部
視覚障がい当事者で、インクルージョン&ダイバーシティ(I&D)関連の社内イベントのコーディネートや、外部団体が主催するカンファレンス等でのプレゼンテーションなど、ダイバーシティに関するコミュニケーションを通じた文化の変革を推進している。2014年には、アクサ生命がスポンサーを務めた「第2回Disability Matters Asia-Pac Conference & Awards」をプロジェクトリーダーとして成功に導いた。また、障害のある講師が障害についての知識を伝える参加型ワークショップの企画実施により、社内のI&D推進を加速させた。
現在は、持続可能な社会の構築を推進するイベントの企画などを通じて、コミュニケーションのプロフェッショナルとしてのキャリアを広げる傍ら、インクルーシブな文化の醸成を目指している。日本ブラインドサッカー協会が主催する大会の運営サポートチームのメンバーとして、社内でのプロモーションも進めている。
髙橋オリバー
THE VISION 株式会社 代表
オーストラリアの大学を卒業後、リーボック社に入社。ISL Japanで2002 FIFAワールドカップに携わった後、2002年よりFIFA(国際サッカー連盟)でマーケティング・アライアンス・ディレクターを務め、事業のトップに就任。
2012年からナイキジャパンにて、各スポーツの連盟やチーム、個人アスリートのマネジメントを行う部門のシニア・ディレクターに就任。2016年からは、日本コカ・コーラの東京2020オリンピック・パラリンピックゼネラルマネジャーに就く。
2019年3月に事故で全盲になるが復職。2021年4月から自身のスポーツ・マーケティング会社を設立し、代表取締役社⾧に就任。日英独の3か国語を話し、国内外のアスリートとも親交が深い。