一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(IBF Foundation)、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)ならびにスカイライトコンサルティング株式会社(Skylight)は10月29日、東京都内にて「VISI-ONE Innovation Hub」のローンチイベントを開催しました。企業の関係者など約20名が参加しました。
オープニングトークでは、「なぜ今、視覚課題×イノベーション×ビジネス×グローバル なのか」をテーマにVISI-ONE Innovation Hub によってどんな可能性が広がるのかを松崎英吾・IBF Foundation 代表理事がプレゼンテーションを行いました。
世界の視覚障がい者の現状から社会課題としての重要性、先進国では治療などが可能なものも途上国ではそれを受けられない人が数多くいること、そして、近年、様々なテクノロジーが急速に進化し、課題解決できる可能性が高まっていることなど今回のイノベーションハブが設立された背景が説明されました。そして、課題解決には「スポーツのもつ中立性とハブ機能」と「ブラインドサッカーのもつ領域を超える力」が重要な役割を果たすと強調しました。
続いて、マルチステークホルダー・クロストークと題して、羽物俊樹・スカイライトコンサルティング株式会社代表取締役、視覚障がい者向けリーダーシッププログラム「The Global Leadership Camp for Visually impaired people, Supported by Skylight」に日本から参加した伊奈喜子氏(筑波技術大学大学院技術科学研究科情報アクセシビリティ専攻)が登壇。松崎代表理事が進行役を務めました。
羽物氏からは、世界の視覚課題の市場が持つ可能性や、VISI-ONE Innovation Hubの発足企業となった理由などが語られました。伊奈氏からは視覚障がい者がどんなことに困難を感じているのかなど、視覚課題を考えるヒントが提示されました。
終了後には立食形式での懇親会も行われ、新たな繋がりが生まれていました。