~視覚障がい・眼疾患への関心の喚起と、ブラインドサッカーの普及を狙う〜
参天製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼CEO:黒川明、以下、参天製薬)、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(東京都新宿区、代表理事:松崎英吾、以下、IBF Foundation)、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区、理事長:塩嶋史郎、以下、JBFA)の3者は、2019年9月30日からタイ・パタヤで開催される「IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2019」(以下、アジア選手権2019)における大会スポンサーシップの契約を締結しました。
IBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)が主催するブラインドサッカーアジア選手権は、2年に1回開催されるブラインドサッカーアジアNo.1を決める大会です。今回のアジア選手権2019は、東京2020大会パラリンピックの最終予選としてアジアからの出場枠である2枠を争う重要な大会です。アジア全土で高い注目を集めるアジア選手権2019における参天製薬の支援は、IBSAからスポンサーシップセールス権をライセンスされているIBF Foundation、参天製薬とパートナーシップ協定を結んでいるJBFAの協力のもと、3者で協議を重ね決定しました。
IBF Foundationは、ブラインドサッカーの国際的な普及支援等を行っており、今回のサポートで、より多くの方が競技に触れ「ブラインドサッカーで障がいはなくせる」というビジョンの実現を目指します。参天製薬は眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、社会の眼疾患への理解、関心を高めるとともに、従業員に視覚障がい者や患者さん視点の意識を醸成することを目的に、視覚障がい者スポーツ支援に取り組んでいます。今回、競技普及はもとより、視覚障がい者や眼疾患を患っている患者さんへのさらなる貢献をはじめ、目に対する社会の関心を高める機会となることを目指します。
参天製薬、IBF Foundation、およびJBFAは、アジア選手権2019の支援を通じて、障がいの有無に関わらず、全ての人が生きがいを持てる社会づくりと、目に対する社会の関心を高め、人々のQOL(Quality of Life:生活の質)向上に貢献していきます。
「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2019」大会概要
大会期間: 2019年9月27日から2019年10月7日まで
開催場所: パタヤ ユースセンター(タイ)
出場国: 8カ国(タイ, 中国,イラン, 韓国, インド, マレーシア,日本, オマーン)
クラス: B1 (total blindness class)
特徴: 上位2カ国は東京2020パラリンピック競技大会への出場権を獲得
大会HP: https://thailandsabt.wixsite.com/ibsa-bf-ac2019
スポンサーシップ契約概要
契約期間: 契約日から2019年10月31日まで
契約内容: 競技会場ならびに周辺における各種権利
参天製薬の活動: 大会期間中、アジア各国の参天製薬社員が 大会ボランティアとして参加する計画。(大会準備・運営や、出場国選手に対するサポートなどを行う予定。)
●参天製薬について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場においては No.1 のシェアを有しています。130 年近くの歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活かし、今後も、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会への貢献を果たしてまいります。
詳細については、当社ホームページ http://www.santen.co.jp/をご参照ください。
●一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(IBF Foundation)について
IBF Foundationは、「ブラインドサッカーで障がいはなくせる」をビジョンに掲げ、ブラインドサッカーが国際的に広くプレーされるスポーツとなること、および各国の競技団体の組織力向上に貢献することを通じて、世界の視覚障がい者のクオリティ・オブ・ライフを向上させることを目的に、2019年1月11日に設立されました。世界保健機関(以下「WHO」)の「国際生活機能分類」に定義される障がいの3つの要素「損傷(impairment)」、「活動制限(activity limitation)」、「参加制約(participation restriction)」を、ブラインドサッカーを通じて解決するために活動しており、①中間支援活動②パートナーとの協業③自ら主たる事業者として活動を行う、の3つの方法を取っています。
●特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会について
2001 年9 月、当時アジアで唯一ブラインドサッカーを導入していた韓国を関係者が視察し、釜本美佐子を理事長に2002 年10 月に「日本視覚障害者サッカー協会」を設立。2010 年8 月に「日本ブラインドサッカー協会」に名称変更し、2015年10月にNPO法人化。ブラインドサッカーはパラリンピック実施競技で、2020 年東京大会に日本は開催国枠で出場が決定している。2014年に世界選手権、2015年にアジア選手権を共に東京都渋谷区で開催した。また、「スポ育」「OFF TIME Biz」などダイバーシティ事業も展開。強化中心の従来型スポーツ団体の枠を超えて活動の幅を広げています。
協会HP:http://www.b-soccer.jp/