視覚障がい者を支援する団体行うスポーツ以外の活動に資金を提供する新しい取り組み「視覚障がい者支援助成プログラム」は、4カ国5団体を助成先として決定しました。応募期間は昨年11月初旬から約1カ月間であり、8カ国から13件の応募がありました。事前に公表された選考基準に基づき、当団体のメンバーが申請書を審査し、理事会により5団体が承認されました。
審査されたのは、「受益者は誰か」「課題は何か」「機器や道具、サービスがどのように困難を解決するか」「期待される成果」でした。選ばれた団体が直面する困難は、視覚障がいのある女性の教育、通常の学校に通う視覚障がい児のための点字プリンターの必要性、視覚・聴覚障がい者を支援する機器の提供、遠隔地に住む視覚障がい者の移動能力の向上など多岐にわたります。各助成団体に割り当てられる予算の上限は2,000米ドルで、プロジェクトは2023年3月15日までに最終実施されなければなりません。
IBFファウンデーションは、ブラインドサッカーの力を使って、「 Impairment」「Disability」「ハンディキャップ」という3つの「障がい」に取り組んでいます。私たちは、Let’s Playプログラムなど、スポーツに直接関連する助成プログラムにも取り組んでいますが、理念を実現し、社会をより良く変えていくためには、視覚障がい者に関わる問題の解決に広く取り組むことも不可欠であると考えています。
受益者は以下の通りです。
1. Nigeria Association of the Blind, Nigeria.
2. Zanzibar National Association of the Blind, Tanzania.
3. Fundación Luis Braille de Honduras, Honduras.
4. Deafblind Association of Honduras, Honduras.
5. Football Association for the Blind of Bengal, India.